今日はついに北キプロスを去る日。
朝5時の飛行機なので、午前2時に起きて旅立ちの支度。
この3日間K&N夫婦には本当にお世話になった。
3日間の宿泊、観光の計画、料理の手配、etc…。
そういった目に見える形のものの他に、
「心配り」とか「気遣い」いう言葉が適切かどうかは分からないが
突然押しかけたにもかかわらず、とても温かい対応をしてくれた。
そういった2人の温かさが、今回の観光をとても充実したものにさせてくれた。
何よりもそのことが嬉しかった。
空港までは、昨日ゴールデンビーチまで案内してくれたマホメットさんが
連れて行ってくれることになっていた。
時間は草木も眠る丑三つ時。
僕達のためにこんな夜中に運転させてしまうなんて、なんとも申し訳ない気持ちだったが、
当のマホメットさんは全く迷惑そうな顔を僕達には見せなかった。
K&N夫妻やマホメットさんを見てると自分の人への接し方をとても考えさせられた。
走ること1時間。エルジャン空港に到着。
航空券を受け取るためカウンターへ。
パスポートを見せると、受付の人が「ちょっと待ってろ」と言って
パスポートを持ってどっかいってしまった。
オランダでの悪夢が・・・と思っていると、
「よくこういうことがあるんだよ、でも大丈夫」と、Kさん。
そうなのか。皆さんもこんなことがあっても安心してくださいね。
数分して受け取った航空券を見てびっくり!
搭乗人の名前が書いてない航空券を初めてみた。
どっかのテーマパークの入場券みたいだった。
ところかわれば航空券も変わるんだな。
いよいよ、K&N夫妻とマホメットさんにお別れの時がやってきた。
最後にマホメットさんに感謝の手紙を渡す。
実は、マホメットさんには昨日大変お世話になり、今日も空港まで連れてって
くれるとのことだったので、なんとかトルコ語で感謝の気持ちを伝えようと
お礼の言葉を覚えて伝えようと思っていた。
けど初めてのトルコ語はなかなか発音が難しく、
言葉で言っても伝わらないかもしれないと思い、手紙で伝えることにした。
K&N夫妻にトルコ語の本を借り、昨夜の夜に手紙を書く。
「大変お世話になりました。マホメットさんのおかげでとても楽しい旅に
なり、北キプロスが大好きになりました。本当にありがとうございました。」
みたいなとても簡単な文章だったと思う。
でも受け取ってくれたマホメットさんは、そのつたないトルコ語で書かれた
文章を読んで、とても嬉しそうにしてくれた。
1日ちょっと過ごしただけだけど、国や文化、言葉など何から何まで違う人と
このように接したことは初めてだったので、僕にとってはマホメットさんに
出会ったことはとても大切な思い出になっている。
「言葉が通じなくても伝わるんだ」と言っていたKさんの言葉が
この時やっと理解できた気がする。
そして理解するのに時間がかかった自分に憤りを覚える。
間違った英語でも伝わらなくてももっと積極的にコミュニケーションを
とろうとするべきだった。
同じ空間にいながら日本語でしか話さない自分を見てどう思っていたのだろうか。
もう会うこともないのかも、と思うと書いててちょっと泣けてくる。
そして、もう一つ、マホメットさんのスペルを間違えていた。
ガーン
「マホメット」を辞書で調べると、3っつくらいスペルが出てきて
多分これだろうと思って書いたのだけど、見事にハズレていた。
でも、「No problem!」と言って、その場で正しいスペルを教えてくれた。
なんていい人。
K&N夫婦とマホメットさんにお別れの挨拶をして、
たくさんの貴重な思い出をくれた北キプロスをあとにしたのでした。
Kさん、Nさん、マホメットさん、バスの運転手さん、アーカンさん、
ケバブ屋のおじさん、その他みなさん、本当にありがとう!
さようなら、北キプロス
北キプロス→イスタンブール→オランダ→ベルギー
今日は北キプロスからベルギーまで大移動。
朝5時北キプロス出発の飛行機だったので、
「飛行機から見る朝焼けとイスタンブール周辺の景色はとても綺麗だよ。」
とNさんに言われていたので、それは絶対見なくてわ!と思っていたのも
束の間、グースカ寝てしまい起きたらイスタンブールに着いてしまいました。
・・・無念。
イスタンブールでオランダまでの航空券を受け取るのに手間取り、
(カウンターがめちゃめちゃ込んでた!)ギリギリで飛行機に飛び乗る!
本日2度目の朝機内食。といっても1度目は寝てたのでお持ち帰り。
飛行機の窓の景色を見てたら、隣のオランダ人らしきお兄さんに
「デザート食べるか?」と
言われたけど、満腹だったので丁寧にお断り。
食べたそうに物欲しそうな目をしてたように見えたのかしら。
それなら少し恥ずかしい。
食べたらまた眠くなったので寝てたらあっという間にオランダへ到着。
3日ぶりのオランダがなんだか凄く懐かしく感じた。
相変わらず入国の時の審査官はにこやかで素敵☆
荷物も無事受け取り、あーやっぱりいいな~オランダ、と思いながら
外に出ようとすると、超ごつい警備員みたいな男の人に
呼び止められて荷物を開けろ!と命令するではないか!
止められていない人もいるのになぜ私達だけが!
アジア人だから?
仕方なく荷物を開けて中身を見せて「キプロスで買ったもには何だ?」と
聞かれたから「お菓子だ」といったら、「おーそうか、OK」で何事もなく
終わった。こういう人たちって一体何を調べているんだろう?
毎回ろくに調べもせずにOKとか言うんだったら呼び止めないで欲しいよなー。
どうみたって善良な市民なのに
無事空港の外に出て、ベルギーのブルージュまでの切符を買う。
ここで切符を買うのは2度目だったのでスムーズにゲット。
オランダ(スキポール空港)→アントワープ(ベルギー)→ブルージュ(ベルギー)
まで約3.5時間の電車の旅を経て無事ブルージュに到着!
が、しかし着いたらそこは雨。ガーン、着いてない。
という訳で雨宿りと昼食を兼ねて駅にあったサンドイッチ屋さんでご飯。
うまかったが、やはりでかかった。
お腹も満たされ出発しようと思ったがまだ雨。
でもここにずっといるわけにもいかないので、傘を差しながら
でっかいスーツケースをガラガラ引きながら歩く。
・・・といけばいいのだが、ベルギーは歩道が石畳。
スーツケースのタイヤがうまく回転してくれず、結局、片手に傘、
片手に重い×2スールケースを抱えて歩くことに。
地図ではホテルまで10分少しとのことだったのですぐ見つかるだろうと
思っていたがなかなか見つからない。
途中、日本人と思って話しかけたら韓国人だったり
英語が通じるだろうと思って話しかけた西洋人に英語が通じなかったけど、
親切に道を教えて貰ったりという出来事がありつつ、なんとかホテルに到着。
時刻は17時くらい。靴の中まで雨でビシャビシャでかなり疲れていたけど、
折角ベルギーまで着たんだからということでホテルの周辺をブラブラ観光することに。
救世主大聖堂やマルクト広場に行って鐘楼を外から見学。
ブルージュは、美しい中世の町並みが世界遺産になっているだけあり、
とても美しい街でした。あいにくの雨だったけど、霧がかった街の雰囲気は
それはそれで美しかった。
帰り際にスーパーでお土産を買い、ベルギーといえばワッフルでしょ!
と言う事で愛想は悪いおじさんだったが超うまいベルギーワッフルを
食べながらホテルに帰りました。
今日は深夜から活動&結構な距離を歩いたのでさすがに疲れた。
バスタブにお湯を張ってゆっくりお湯に浸かって疲れをとってぐっすり
眠ったのでした。
しかし今日の一日の行動が明日とんでもないことを引き起こすのです。