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【北キプロス共和国旅行】オランダ→北キプロス共和国【2日目5/4】

オランダ(スキポール空港)にて

アムステルダム市内を移動中
今日は、オランダから北キプロスへ大移動。
ホテルからリムジンバスでスキポール空港へ。
スキポール空港で北キプロスに住むKさんに手配して貰ったオランダ⇔北キプロス間のチケットを受け取り。
日本と国交の無い北キプロス行きのチケットを日本で買うのはとても面倒なので、
今回は北キプロスに住む友人の旦那さま(Kさん)に購入して貰って空港で受け取ることにしたのです。
本当に受け取れるのか少々不安でしたが、意外とスムーズに受け取ることが出来ました。

これでもう安心!あとは飛行機に乗れば着くなーなんて思ってたら大間違い!
なんと入国審査官に止められ、別室に連行されてしまいました。
えー!昨日の入国審査はあんなに良い感じだったのになぜ!?
入国審査官は「なぜ北キプロスまでのチケットを買ったのか」みたいなことを言ってたみたいだが、
よく聞き取れなかったのと意味が分からなくて答えられないでいると、連行されたのです。

超緊張。殺風景な部屋で待つこと30分。
なぜこんなことに・・・。もしかしてこのまま留置所に入れられたりするのかしら。
なんて思ってると超ごきげんなオランダ人に「何も問題ないぜ!さっさと行きやがれ」なんて言われて訳がわからん。
とにかく開放されてよかったが、一体なんだっただろう。
やはり北キプロスに行くことが問題だったのだろうか。

想像するに、北キプロスに行くのに、日本→イスタンブール→北キプロスという航路でいけるのに、
今回、日本→オランダで一泊→イスタンブール→北キプロスという経路で行くことに問題があったのでは無いか。
オランダで1泊してる間に何か悪いことでもしてないか、と疑われたのでは・・・。
でもその割には、別室で待たされてる間何も質問されず、裏でごそごそしてるだけで、荷物のチェックも無かった。
一体何を調べていたのか。
まぁ無事脱出出来たので良しとしよう。
皆さんも、他の場所を経由して北キプロスに行く際は注意してくださいね。

オランダ(スキポール空港)→イスタンブール空港

なんとか無事オランダ・スキポール空港から中継地のイスタンブール空港へいざ出発。
初めてのトルコ航空。庄野真代の「飛んでイスタンブール」を口づさみながら快適な空の旅。

トルコ航空での機内食
楽しみにしてた機内食ではグラタンみたいなものと、サラダとパンが出た。
さぁ食べようとお絞りを開けるととても強烈な消毒液の匂い。
ちょっとびっくりしたがトルコ製のお絞りはどれも消毒液臭かった。
ちなみに機体に入った時もなにか凄い匂いがしたが、何の匂いか分からなかった。
あとで友人に聞いてみると体臭ではないか、と。なるほど。
機内食はまぁまぁなお味でした。
ただ、サラダに掛ける用にオリーブオイルがついていたので、かけてみると
とてもツンとした味になって食べれませんでした。残念。

そんなこんなをしていたら、あっというまにイスタンブール空港に到着。
トランジットを待つところはとても広くて色々なお店がありました。
そして日本人がわんさかいました。どこにいっても日本人がいるって本当なんですね。
かく言う私も日本人ですが。
夕食時になったので、ご飯を食べることに。

ケバブ
折角なのでトルコっぽいものということでケバブとpideを食べました。
ケバブを買ったお店で、トルコ人らしき店員さんに「これサービスだよ、持ってきな!」とウィンクしながらパンをくれました。
おーなんて良い人だ、I love トルキッシュ!

そういえば、スキポール空港でチョコレートを買ったお店のトルコ人も、
「おー日本人か!大好きだぜ、日本人!」みたいなことを言ってた気がする。
トルコが親日国家っていうのは本当なのだな。
エルトゥールル号沈没は不幸な事件だったが、その対応をした日本人に改めて感謝。
ついでにイラン・イラク戦争時に日本人をイラクから脱出させてくれたトルコ政府にも改めて感謝の意を抱きました。
海外に来ると日本では感じることが出来ない色々なことを感じることができますね。
(この色々感じたことはまた後ほど。)

肝心のケバブとpideの味はおいしかった!ケバブにはお米もついていて日本人でも口にあう。
ただやはり量は多く少し残してしまいました。
作ってくれた方、すみません。

お腹も満たされ時間になったので搭乗へ。
エルジャン空港へ行く時のセキュリティチェックは、今までで一番厳しかった。
ベルト、靴は全て脱ぎ、ボディチェックもあり。チェック員の数もとても多かった。
やはり北キプロスって危険な国なのかな。
友達は観光立国だからリゾート地みたいだよーなんて言ってたけど、もしやまやかし?
なんて思ってると回りにいた人たちが皆怪しそうに見えてきた。
あーこのまま事件に巻き込まれるのかもしれない、なんて外をみてたら
多分20人乗りくらい超小型のプロペラ機が着陸してきた。
「もしかしてあれに乗るのかな。・・・あー私の命もここまでかもしれない。」
なんてマイナス思考スパイラルに陥っていると機内搭乗のアナウンスが。
ゲートに行ってみると、オランダ→イスタンブール間で乗ったような立派な飛行機だった。
一瞬で不安は吹き飛び(現金なものだ)、ついに北キプロスへGO発進!

1時間少し飛んでるとキプロス島が見えてきた。
上空からみると明かりのある地域と無い地域にある一線でぱっくりと割れている。
明かりのあるのは南のキプロス共和国。無いのは北キプロス。
あーこういう風にはっきりと分かれているんだぁと妙に感心してしまった。

そしてついにエルジャン空港に到着!!やったぜ!
事前には聞いていたが、空港はだだっぴろい野原。
ターミナルビルも2階建てのものがホポツンとあるだけ。
こんな国際空港ってあるんだーとなんだか感動してしまった。さすが北キプロス!
機体から歩いてターミナルビルへ。入国審査で「ここへは初めてか?」と聞かれ
「Yes」と答えるだけで無事入国!!
やりました!長い道のりでした!

北キプロス(エルジャン空港)→友人宅へ

そしてエルジャン空港でお世話になるK&N夫婦と無事合流!

※ここまで北キプロスへ旅する理由を書いていませんでしたが、
実は会社の元同僚のNさん夫婦が北キプロスに昨年から住んでいて、
北キプロスに行ける機会なんてこれを逃したら一生行けないだろう!ってことで今回旅することにしました。
旅行前には、航空券の手配や、事前の情報提供などK&N夫婦にはとてもお世話になりました。
また、滞在中には感謝してもしきれないくらい良くしてくれて、とても充実した旅を送ることができました。
ここで改めて御礼を申し上げます。ありがとうございました。

久々の対面に感動した後、Nさんの旦那のKさんが、「現地の知り合いに送って家まで貰うから。」というわけで、ドライバーの方を紹介してくれました。
初めての北キプロス住民との対面。どきどき。
少し待っていると向こうから2人のドライバーが登場。
「やぁやぁ、こんにちわ。」←(多分こんなことを言っていたと思う)といいながら
握手を求められたので、「はじめまして。」と挨拶を交わす。
やはりこっちの人ってスマートに握手を求めれれるんだな、なんて妙なところに感心をしてしまった。
でも、あとでNさんに聞くと、あまり日本人を見たことないし彼らも凄く緊張してたと思うよ、とのこと。
そっかー、それにも関わらずスマートな挨拶ができるとはなんとも素敵な方々。

挨拶も終わり、バスで友人宅へ向けて出発!
運転手さんはスピード飛ばす飛ばす!
北キプロスはほとんど信号がなく、かつ道も空いているのでほとんどの車がビュンビュン飛ばすのだとか。
約100km/hくらい出てたのではないか。
おー快適だぜーと思っていたら、ドライバーが「ちょっと店に寄るぜ」と言ってお店に立ち寄り。
帰ってきたら「プレゼントだ!」と言ってコーラを頂きました!
なんて素敵な人たち。見ず知らずの私たちにありがとうございます。

あとで聞いたところによると、はじめは空港までタクシーで来る予定だったが、
道でばったりこのバスのドライバーの方々と会い、
「どこまで行くんだ? 空港?乗せてってやるぜ!乗ってきな!」
という感じで乗せてくれたのだとか。
しかも向こうはトルコ語オンリーで英語が話せないので、言語によるコミュニケーションはほとんど無いのだとか。
ここでとても衝撃を受けました。
今まで会社では、自分の考えや意見は言葉にしないと通じないと教えられ、またそう実感していたので、その通りだと思っていた。
しかし、ここでは言語なしでコミュニケーションが成り立っている。
これはどういうことか。

帰国してお世話になったKさんのblogを拝見すると、
自身を「国際コミュニケーター」として位置づけ、
「コミュニケーションは人と人とのメッセージの求め合いであり、
それが伝えられるのであれば、手段にこだわる必要などないのかもしれない。」
と綴っている。
なるほど。言葉だけでなく行動を伴うKさんの生き方にとても感銘を受けました。
それと同時に、なかなか自分にはそうしたことが出来ず、とても不甲斐無さを感じました。
※この件については後ほど記述します。

素敵な現地のドライバーに送って頂き、ついに3日間お世話になる友人宅へ到着!
ドライバーに
「テシェキュル・エデリム!(=ありがとう)」とお礼を伝えお別れし、
友人宅にお邪魔しました。
2階建てのリゾートコテージ風のお家はとても綺麗でかわいらしく、
新婚さんらしい感じがしました。
(2人は昨年の4月に結婚したばかりなのです!おめでたい!)
話も早々に12時を回っていたので、今日はこのまま寝ることにしました。
さてさて、明日からの観光が楽しみです!