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大好きだった祖母が亡くなった話。

大好きだった祖母が亡くなった。

何年か前から施設に入っていて、離れて暮らす親戚から、去年は何度か「もうダメかも」という連絡を貰っていた。

ついにその日が来た。

 

思い浮かぶのは、優しく笑う祖母の顔ばかり。

料理が大好きで、何を作っても美味しかったし、盛り付けも上手だった。

お花が好きだった。庭にはいつも綺麗な花が咲いていた。

くしゃっと笑う顔も、はにかむ顔も可愛かった。

塗り絵が上手だった。塗り絵と色鉛筆のセットをプレゼントしたら、とても喜んでくれた。

いつも優しかった。どんな時も味方でいてくれた。

 

最期は苦しむことなく、眠るように安らかに旅立ったようなので良かった。

 

天国でまた、じいちゃんと楽しく暮らしてるかな。

 

あー、書きながら、なんだか泣けてきたね。

 

亡くなったという連絡を母から貰った時は、事務所で仕事をしていた。それを聞いた瞬間は、喪失感とか悲しいとかいう気持ちよりは、「これまでよく頑張ったね」という気持ちと、これまで注いでくれた沢山の愛情への感謝の気持ちが先に立っていた。結構冷静だったと思う。

しばし、これまでの思い出にふけっていると、母から「弔電を出して」と連絡が来た。弔電の文章を考えている時に、ちょっと涙が出そうになった。ちなみに姉は仕事場でワンワン泣きながら弔電を打っていたらしい。気持ちは分かる。

朝に亡くなったので、その日に通夜、次の日にお葬式という段取りだった。母はどんな状態だろうと思いながら実家に帰ったんだけど、意外に冷静だった。随分前からこの日が来ることを覚悟していたのと、生前にやれることはやれたという気持ちでいたからかな。

今はコロナで、県外からはお葬式にも参列できない状況。肉親が亡くなっても葬式にも参加させて貰えないコロナが憎い。でも、通夜や葬式に出れたイトコが常に状況を教えてくれたので、自分達もその場にいるような気持ちで祖母を送り出すことが出来た。近くで祖母をずっと支えてくれた叔父や叔母、イトコには感謝の気持ちしかない。

 

ばぁちゃん、また夢で会えたら嬉しいな。

 

また色々話そうね。