キンデルダイク
本日は晴れ。
体調も良くなってきた!
オランダと言えば何を思い浮かべるでしょうか?
風車・木靴・チーズ・麻薬・同性婚などなど小さい国ながら
結構思いつくものがあって存在感のある国だと思います。
でもやっぱりオランダで思い浮かべる風景は風車ですよね!
(このイメージはオランダ人はあまり好ましく思ってない、というのを
誰かのblogで見たことがあります。日本=フジヤマみたいなものかな?
あ、日本人は富士山のこと結構好きか。)
というわけで今日は19基のの風車が残るユネスコ世界遺産にも登録されている
キンデルダイクという町に行きます!
いつものようにアムステルダム中央駅で切符を買って、まずはロッテルダムまで。
ロッテルダムからメトロに乗るため切符を買ったんだけど、
メトロの切符売り場のおじさんが僕らの持ってるガイドブックを見て、
「おーお前らキンデルダイクにいくのか。じゃぁこの回数券がお得だよ。」
といってご親切に乗換駅までメモしてくれて切符をくれたのです。
本当オランダの人って親切な人が多いですよね。
さぁ、メトロに乗ろうと思ったら切符の通し方が分からない。
貰った回数券は、「ストリッペンカールト」というもので、
15枚つづりになっていて切り離さないで使う。
自分で改札にあるスタンプ機で必要な乗車距離分だけ押すらしいのだが、
何個分押せばいいのか分からない。というかそもそもスタンプの押し方が分からない。
だからとりあえず中に入って駅員さん見つけて「Zuidplein」と行き先を
告げて押して貰った。タダ乗り乗車が発覚したら有無を言わさず罰金を
払わなければならないとガイドブックに書いてあったので、ドキドキしたが
190cmありそうなゴツイ駅員さんはとくに怪しみもせず押してくれた。良かった。
無事Zuidplein駅に着いてここからバスに乗車。キンデルダイクは遠い!
バス乗り場がたくさんあってどのバスがキンデルダイクに行くのか分からなかったので、
バス乗り場にいたお兄さんに英語でガイドブックを見せながらキンデルダイクに
行きたいんですけど、このバスでいいですか?と聞いてみる。
そのお兄さんは英語が話せなかったけど、ガイドブックのキンデルダイクという文字を見て、
バスの時刻表と行き先を確認してくれて「OK!」と言って教えてくれた。
いい人だ。
そしてここで、「日本人は外人(白人)は皆英語を話せると思ってる」という
日本人のイメージにご多分に漏れず自分も当てはまっていることを知る。
オランダ人の75パーセントは英語を話せるというデータもあるらしいが、
そりゃ話せない人もいるよね。
でも言葉が分からなくても教えてくれたお兄さん、ありがとう!
オランダ人の印象、最高だよー。
そしてバスに揺られること50分。
日本みたいにバス内に到着地の表示もなければアナウンスもない。
どこで降りればいいか分からず(皆どうやって分かってんだ?)、
風車の風景が見えてきたところで、中国人っぽいバックパッカーカップルが
降りたので一緒に降りてみる。
ビンゴ!そこがキンデルダイク・風車基地への入り口でした。
風車!
風車!!
そして風車の中!!!
オランダに来る前に北キプロスのKさんがオランダの本当の良さは田舎にあるよ
と言っていた意味がわかった気がしました。
アムステルダムの町も好きだけど、昔の風景をそのままの状態で保存している
この風景は世界遺産に登録されているのも納得。
一本道の両側に運河、その向こうに風車が立っていて、ちらほら牛がいたりして
おとぎの国の景色のよう。
そんで小学校の時に行った長崎オランダ村がよく出来たテーマパークだったことを
今さら実感。もうオランダ村にいけないと思うと残念。
今度ハウステンボスに行こう。
キンデルダイクのレストランでボロネーゼスパゲッティを食べて、
来た道を逆戻りして帰路へ。
帰りのメトロで上半身裸で電車に乗ってる若い黒人や
紙カップをもって「金クレ!」と言っていた変なおじさんを見てしまったが
気にしない気にしない。たまには変な人もいるよね。
一日目のアムステルダムの町でも「yen!yen!」と叫んできた乞食らしき人に遭遇したし。
良い面もあれば悪い面もあり。
↓メトロの駅中。
ロッテルダムについて、向かうは一路アムステルダム中央駅!(何度目だ?)
無事アムステルダムに戻ってきて、アンネフランクの家へ。
アンネフランクって名前は知ってたけど内容は全く知らなかった。
無知な私。
内部にはアンネの日記に沿って、当時の戦争の悲惨さや
ユダヤ人が置かれていた状況が展示されてあった。
「シンドラーのリスト」を中学の時に見て以来ぶりに戦争について
真面目に考えさせてくれる内容だった。
日本では毎年終戦記念日に戦争に関するニュースや、
毎日のように中国・韓国との戦争の後処理問題などが流れている。
小学校の頃から戦争については学んできた。
けれど、正直どこか「ヒトゴト」のような感覚でいた。
こういったことを書くと、とても非常識な感じがするが、
今までで戦争というものは、教科書やテレビの中での出来事のような感覚だった。
しかし、アンネフランクの家で見たアンネの日記は、
1人の人間として自分の心の叫びを訴えている。
垂れ流しされる[Mas to Mas]の情報ではなく[One to One]のメッセージの
ように受け取られ、それがこのように心に染み渡ってきたのだろう。
この旅で、「世界平和」とか「国際交流」とかを考えさせられる
とても意味のある見学だった。
アンネフランクの家を後にして夕食へ!
今日はオランダ最後の夜=海外旅行最後の夜。
最後だしおいしいもの食べたい!ということでガイドブックに
載っていた「アウド・ホランド」というオランダ料理のお店へ。
メニューに日本語訳もあり、日本人好みの味を提供してくれるとの
ことだったので大いに期待!
チキンスープやエルテンスープ、貝料理や豆料理にポークソテー、
サラダにフライドポテトなどなど、たくさん頼んだ。
味は・・・?。
まぁこんなものかな、という感じ。
夕食を済ませて、お土産を買うために近くのスーパーへ。
閉店間際だったので目に付いたチョコレートを買ってお店の外へ。
買えたものは少なかったけど、「プリンス」という名のクッキーを
ゲットしたので、プリンス細井氏にあげよう。良い買い物ができたぜ。
今日も一日フルで活動して大満足の一日!
いよいよ明日は最後の日だー!!