ブルージュ→ブリュッセル
今日も頭とお腹が痛くて体がだるい。
でもご飯は食べたい。というわけで朝食のコーンフレークを頂く。
こんなに体調が悪いのにご飯はおいしく食べれる自分の体に感謝。
昨日食べれなかった分を少し取り戻す。
荷物の整理をしてチェックアウト。
ブルージュで泊まったホテルは狭かったものの、小奇麗でなかなか良かった。
ブルージュに泊まる際の参考にどうぞ。
Hotel ‘ Putje
ホテルを後にして、ベルギーのスーツケースを持ってなかったら
美しく感じるだろう憎っくき石畳に苦戦しながら駅まで到着。
いざ今日の第一目的地「ブリュッセル」へ。
ブリュッセルの中で大変なことに気づく。
折りたたみ傘をホテルに忘れてきてしまった…。
ただの折りたたみ傘ならいいのだけれど、忘れたのは大学四年の時に
友達から誕生日に貰った大事な傘。
「社会人になったら折り畳み傘って必需品だと思うから」
ととても温かい言葉とともに頂き、社会人になってから丸3年、
毎日持ち歩いてた折りたたみ傘。
とても大事にしてた傘を忘れてくるなんて…。あーなんて大バカ者。
ヨッシーごめんよー!!!
ブルーな気持ちと最悪の体調のまま電車に揺られブリュッセルに到着。
ブリュッセル観光
ブリュッセル中央駅でスーツケースを預けて、グランプルスへ。
グランプルスは「市庁舎」や「王の家」などがあり、15から16世紀のギルドの
繁栄を今に伝える場所。
広場を囲むように建つ建物はどれも歴史の重みを感じさせる荘厳な造りで圧倒された。
周辺にはスイーツのお店やカフェ・美術館・博物館があり、ブリュッセル観光の
ハイライト的な場所だ。
ここでお土産にGODIVAのチョコレートを購入。高かったが日本よりは随分安かった。
(後日談ですが、数人にこのGODIVAのチョコをお土産にあげたらとても喜んで
貰えてよかったです。うまいもんなーGODIVA!)
次にビール博物館へ。ベルギーはビールも有名。
製造過程が見れたり試飲も出来るとのことだったので張り切って中へ!
その中は1フロアにビールに関する映像が流れてるだけだった。
ではビールの試飲はというと、これはさすがにうまい!!
でも、何せ体調が悪かったので泣く泣く一口だけ飲んでビールとはおさらばすることに
次はチョコレート博物館へ。ベルギーといったらチョコレートでしょ!
というわけでこれも張り切って中へ!
でも中はチョコレートに関する変な置物とか絵とかが置いてあるだけだった。
ではチョコレートの試食はというと、これはさすがにうまい!!
生チョコを頂いたが口のなかでとろけて広がって無くなるとはまさにこのこと。
でも、何せ体調が悪かったので泣く泣く一個だけにしておこう、と思っていたが
そんな心配は無用で試食は一個だけだった。
ビール博物館もチョコレート博物館もこれで入館料5ユーロもとるのか!
と思ったけど、まぁ折角ここまで来たし記念にいいかって感じで無理やり納得しました。
こんな感じで浮かれた観光客相手に商売してるとこって結構あるんだろうな。
グランプルスをあとにして「小便小僧」を見に行く。
なんてことない、ただの小便小僧だった。
この失望感は北海道の時計台を見た時の失望感によく似ていた。
時期が時期だけにこの時はサッカーのユニフォームを着ていた。
そしてわんさか中国人が溜まっていた。
周辺には中国系のお店もわんさかありここは中国かと思うほど。
次にセルクラースの像を拝見。
触ると幸福になるという言い伝えがあるらしいので、こういうのは全く信じないけど
記念に触っておく。
しかし後でガイドブックをよく見てみると「右手に触ると幸福になる」と
書いてあるではないか。
適当に触ったのは確か足だったと思う。
信じざるもの救うべからず、ということか。まぁ良いだろう。
次に聖ミシェル大聖堂へ
聖ミシェル大聖堂は13世紀の建築開始から300年を要して完成したゴシック様式の教会。
周辺は広場になっており中心街に位置しているにも関わらず、ここは静けさに包まれていた。
300年という年月をかけただけあって、内部のステンドグラスや柱の一つ一つが
とても丁寧に作りこまれ一見の価値ありだった。
次にギャラリー・サンチュベールへ。
1846年に完成したヨーロッパ最高級のアーケード街でガラス張りの
アーケードに高級ブティックが立ち並ぶなんともセレブな雰囲気だった。
写真家らしき人が写真をとっていたのも納得。
ここの一角にある「モカフェ」というカフェでお昼ごはんを食べる。
メニューはベルギー語で書かれていたので、チョコレートシェイクとサラダ
らしきものを注文。
チョコレートシェイクはさすがスイーツの王国ベルギーだけあって超美味!
サラダは普通の生野菜のサラダが食べたかったのだが、出てきたのは
ベーコンとじゃがいもとインゲン豆を油で炒めたホットサラダ(というかほぼ野菜炒め)
だった。
うまかったけど、日本だと3人前まあるだろうという量は食べきれず、
お腹も痛かったので、食事中にマナー違反だとは分かりつつもトイレへ。
ここで余談ですが、ヨーロッパのトイレって水を流すとき日本みたいにレバーを
引くのではなくて、タンクの上にあるツマミみたいなのを引っ張って流すトイレが
多かった。日本みたいに「大用」「小用」と水の量が分かれていないとこに
少し違和感を感じた。
少し話しがずれましたが、旅でお腹を壊すことが旅の楽しみを半減させることを身をもって実感。
次ベルギー来ることあったら食べまくるぞ!
そしてモカフェのダンディな店員さん、残してすみません、とあやまりつつ、
次の目的地「イロ・サクレ地区」へ。
イロ・サクレ地区はベルギーの食文化はここに集結していると言われるところ。
右も左もレストランだらけ。歩いていると良い香りがそこかしこから漂ってきて
食欲をそそられる。
でもモカフェで昼食を済ませていたのでここはぶらっと歩いて終わり。
次回くることあったらここで食べよう!
ブリュッセルの中心街を後にしてメトロでシューマンという駅まで移動。
地上に出るとEU本部がドドーンと構えていた。
次にEU本部から少し歩いてサンカントネール公園という万博跡地の公園に行った。
公園ではのんびりとくつろいでいる人たちがたくさんいた。
オランダのフォンデル公園でもそうだったが、ヨーロッパの人は何もせず
のんびりと過ごす時間の使い方に一つの価値を見出しているように感じた。
日本にいたらどうだろう。娯楽施設がたくさんあってお金を払えば
楽しいことがたくさんある。
ファミリーはともかく、カップルや友達同士で
「じゃぁ今日は公園でのんびりとしよう」なんてことはあんまりないんじゃないかな。
ある人のblogにヨーロッパには娯楽施設が少ないからホームパーティや
公園でのんびりすることが多いと書いてあった。
文化の違いってこういうちょっとしたところに表れてくるんだな。
この公園には「螺旋門」があって、パリの螺旋門より一回り小さいらしいが、
今回パリはいけなかったので螺旋門が見れてちょっと得した気分
で、公園で大学生らしき団体がランニングしてる姿を見かけた。
ヨーロッパに来てなんだか夢世界にいるような気持ちだったので、
「あーこっちの人も運動着着てランニングとかするんだな」
なんてトンチンカンなことを思ってしまった。当たり前なのに。
次に公園を通り抜けてメロードという駅でメトロに乗ってブリュッセル中央駅に向かった。
ブリュッセルはブルージュとはまた違った見所があってなかなか良かった。
中心街は観光客だらけだったけど、それはそれで少し安心感もあって良いのではないか。
グランプルスのちょい裏側にはトルコ街みたいな一角があってケバブ屋がたくさんあった。
北キプロスで食べたケバブが懐かしかった。
さまざまな観光スポットを堪能して今日の宿泊地アムステルダムへいざ出発。
ブリュッセル→アムステルダム
ブリュッセル中央駅からアムステルダム中央駅へ向かう列車の中。
特急列車は日本の新幹線みたいに折りたたみ式のテーブルがついてたり、
ジュースやお菓子をワゴンで売りに来るおじさんがいたりととても快適。
停車駅も数駅で、あっというまにアムステルダムに到着。
アムステルダムに来るのは、この旅で3回目。
1回目はこの旅行の最初の日。2回目は北キプロスから帰ってきた日。
そして今回。この短期間に3回目ともなると、なんだかここアムステルダムに
とても愛着が沸いてきた。
ホテルのチェックインを済ませたのは21時頃。でも周りはまだ明るい。
オランダの夏は22時頃まで明るい。まだまだ活動できるぜ!というわけで市内をブラブラ。
まずはダム広場にある王宮へ。
現在は迎賓館となってるらしいが、ナポレオンの弟・ルイがオランダ王となった時に
ここを宮殿とした時期もあるそう。
ライトアップされた建物は、威厳を放っていた。
王宮についた頃には暗くなってきたので、ダムラッタ通りを通ってホテルに戻ることに。
途中に「セックスミュージアム」なるものが派手派手しく構えてあった。
(ガイドブックには性風俗博物館と書いてあった。)
さすが、オランダ!何に対してもオープンな国。
そしてミュージアムなのに22時を回ったこの時間にも開いているとは。
折角なので(何が折角か分からないが)入ってみることに。
中は3フロアに分かれていて、
裸にトレンチコートを着たおじさんがモノを見せたりする電動模型や
裸の女や男、セックス中の男女の写真があったりと、
かなりオープンな展示がしてあった。
他にもテレフォンセックス出来る電話ボックスが数台設置してあったりと
相当バカバカしいなと思った。ここで興奮する人はいないだろうな。
お客さんは結構若い女連れやカップル、中年夫婦など、客層もばらばらで
この時間にしては賑わっている印象を受けた。
愛を確かめあうためのセックスもこんな風に展示されると滑稽だな、なんて思ってしまった。
僕は遠くの日本から来た観光客だからいいけど、オランダの親とかは
こんなのが街中にあることをどう思っているんだろう?
なんて思っていたら、2階の展示室の世界のセックスミュージアムというコーナーに
熱海秘宝館が紹介されていた。
日本にもあったのね。。。
久々にバカバカしい気分を味わって今日一日は終了!
幸いこの頃には体調も回復傾向にあって、今日はとても充実した一日を過ごすことが出来ました。
ベルギーであまりご飯を食べれなかったのは悔やまれるけど
この旅も残すところあと2日!
思いっきり満喫するぞ!