日常・グルメ・旅行

【北キプロス共和国旅行】ブルージュ(ベルギー)観光とI\’m sick【7日目5/9】

午前:ブルージュ観光

ブルージュで迎える初めての朝。朝日を浴びてとてもすがすがしい。
という予定だったのだが、なんだか頭痛と吐き気がする。
なんだろう、これは。疲れているからかな。

体調が悪いけど折角ベルギーまでやってきたのだから、
そんなことは行ってられない。
いざ朝食バイキングへ。パンやハム、チーズなどどれもおいしかったので
一通り食べたが、食べたあとすぐにお腹が痛くなった。
これは頭痛、吐き気、腹痛…これは普通ではない。

しかし、ここはベルギー。折角ここまで来たのだから寝てたら勿体無い。
(今考えるとなんて貧乏根性だろうと思うが、この時は本当にこう思ってた。)
風薬を飲んでいざ出発。

□愛の湖公園

で地元小学生の遠足に遭遇。やっぱりかわいい。
日本の子供の団体を見るとうるさいだけでかわいいなんて思ったことが無かったのに、
なぜ外国の子供だとかわいく思うのだろう。
これも西洋崇高主義の表れなのかな?
いやいや北キプロスの子供たちもかわいかった。ではなぜ?
多分人やものを含め、日本以外のものはどこか現実感がなく、
なにか映画の世界のものを見るような目でみてしまうからだろう、
と自分を納得させた。

□ベギン会修道院

は中世そのままの建物にベネディクト派の修道女が現在も住んでいる建物。
敷地内に17世紀の生活を展示している博物館があったので見学。
ご丁寧に日本語のガイド文が用意されていた。
確かにこの街で観光らしき日本人にたくさん出会った。
日本人が好きそうな街だし日本人が多いのも納得。

□グレートフーズ博物館
で中世貴族の生活ぶりやギロチンなどを拝見。
しかしここで体調がマックスで悪くなり展示物をみるどころではなく
ほとんど博物館内のベンチで座って休憩していた。
なのでほとんど内容を覚えていない

□運河めぐり

ブルージュは「天井の無い美術館・水の都」とも称されているところ。
というわけでボートに乗ってブルージュの街を見学。
ボートの1/3くらいは日本人だった。
途中ベルギーの子供に両手を合わせて「ハロー」と言われる。
日本人(その子は中国人と思っていたかも)ってどこでもこんなイメージなんだな。
運河の上から見る町並みは、ボートに乗っているというテンションも相まって、
とても美しく感じた。橋の上から手を振ってくれる人に手を振り返したりと
ディズニーシーのゴンドラクルーズみたいだな、なんて思いながら
とても楽しいひとときを過ごしました。

□昼食
ベルギーは食の都!うまいもん食べまくるぞ!なんて来る前は意気込んでいたが
食欲が全く無かったのでなにか軽いモノで済ませたかった。
ファーストフード店にスープがあったので、それを注文。
「OK!」と言って、店員さんが持って来てくれたので、お金を払おうとしたが、
受け取ってくれない。なんで?
何か言っているが、何言ってるか全く分からなかったので、
なおもお金を渡そうとする。けど断固拒否!なんだっていうの?
何がなんだか分からなかったがお金要らないっていうんだから
そのままタダで頂くことに。
中身を見るとカップの半分くらいしか入っていなかった。
(といってもカップがでかかったので日本のSサイズくらいはあったけど。)
なるほど!
「これで最後で量が足りないからタダでいいぜ、セニョール、もってけ泥棒!」
と言っていたのか。なんて良いお兄さん
日本だと量が足りない時点でその商品はお客さんには提供しないと思う。
このアバウトさが西洋独特だなー、とベルギー気質をこんなところで
感じることができてちょっと得した気分。

□鐘楼(写真は鐘楼から見た景色)

お腹も満たされ、昨日は外からしか見れなかった鐘楼に登ることに。
鐘楼は15世紀に完成した塔で、地上88mの最上部に行くには336段の階段を
登らなくてはならない。しかも階段は急勾配で幅が狭く、上り下りが共通
しているのでとても進み辛かった。
何度も下りの人とすれ違ったが、こっちが歩き易いように待っててくれたり
避けてくれる人が結構いて、個人主義といわれるヨーロッパでも
譲り合いの心はあるんだな、なんて感心してしまった。
(今考えると、自分がヨーロッパ人のことどれだけ偏見の目で見ていたかを
思い知り恥ずかしい。)
日ごろ全く運動をしてない×体調最悪とのコラボレーションで、
途中何度も諦めかけたがなんとか最上部まで到着!!!
そしてそこから見る景色は超絶景!
ブルージュの家々の赤いレンガやところどころに聳え立つ教会。
街にはみどりが調和していて霧がかった空がなんとも幻想的な世界を
作り出している。
六本木の森タワーから見た景色や神戸の六甲山から見た景色が
今までのお気に入り景色だったが、お気に入りの景色がまた一つ増えた。
映画「冷静と情熱の間」で見たイタリアの景色みたいだなーなんて感動していたら
「ゴーーーーっっン!!!」という爆音を発っして心臓が止まるかと思った
鐘楼というだけあって、最上部にはカリヨンと言われる鐘があるのです。
にしてもこんなに近くにあったら鼓膜が破れるよ。

□ついにダウン
絶景を見て地上に降りてきたら、体調がマックスに悪くなりもうこれ以上の
行動は無理だと判断しホテルで休むことに。
頭痛・腹痛・吐き気、そして体がだるい。
日本でもあまりかからない症状にかかってしまった。
風の原因は、疲労と気温の変化(ブルージュは寒かった!)と
昨日雨の中歩き回ったことにあると思う。
腹痛の原因は今朝飲んだオレンジジュースが変な味したのでそれかな?
薬を飲んでこの日は午後いっぱいおとなしく就寝。
あー残念。おやすみなさい。

でも夜になったらお腹がすく。というわけで一緒に旅してたK君に
ヨーグルトとりんごを買ってきて貰って食べた。
この時ほど友達のありがたさを感じたことはなかった。
余談になりますが、こっちでは外でも電車の中でも、生のりんごにかぶりつく
人をよくみかけた(男性も女性も)。
歯磨き粉のCMみたいだな、なんて検討違いのことを思いました。