今日は北キプロス滞在3日目、最終日。
今日も抜けるような青空で素晴らしい快晴。気持ちが良い!
朝食後、海の景色を目に焼き付けておこうと近所の海岸沿いを散歩。
この景色とも今日でお別れかー、と思うとなんだか寂しい。
散歩から戻って観光へ出発!
今日はK&N夫妻の近所に住むマホメットさんが車で
ゴールデンビーチという北キプロス一綺麗な砂浜に連れて行って
くれるとのこと。その綺麗さを象徴するように、ウミガメが
産卵期に卵を産みにくるそう。超楽しみ
マホメットさんは27歳という年齢なのに、落ち着いた感じがする。
そしてサングラスをかけたりタバコを吸ったりするサマが
なんだか絵になるような素敵な人でした。
元々はトルコに住んでいて、移住してきたそう。
出稼ぎでトルコから移住してきてる人は結構多いとのこと。
(初日に出会ったバスドライバーもそうだとか。)
そんなマホメットさんの運転にドキドキしながら走ること3時間。
↓バックミラーに映るマホメットさんと道中の景色
お昼時になったので近くにの街でご飯を食べることに。
料理はチキンをグリルしたものとフライドポテトやサラダなど。
どれもおいしかったのでたらふく食べた。
そのレストランでは、ホールを担当してたのは12歳くらいの子供。
ここでは、子供が当たり前のようにレストランで働いているのを
見かけるという。日本でも田舎の方で店番をしている子供とかは
未だにいると思うけどそういうのとはちょっと違うのかな。
労働基準法とか就労規則とか気になった。
昼食中にマホメットさんとお話している中で印象的な質問が。
「アルファベットを使えば書く時間も短縮されて簡単なのに、
なぜ日本は漢字やかなを使うのか」
・・・。なぜだろう。そんなこと考えもしなかった。
学校の歴史の時間に、漢字ははるか昔、懇意にしていた
百済から伝来されたと習った。
(しかしその前に朝鮮から既に伝来していたという説もある。)
でも漢字が浸透するのは伝来後すぐではなく、事実、伝来後も
史事などは渡来人によってかかれたものが多い。
また、漢字の普及が一般人にまで普及したのは、明治の教育改革以降だという。
そういった歴史から考えても、やはり漢字を用いた日本語を
使っているということが、外国人から見ると素朴に疑問に思ったのだろう。
外国に行くと、今まで考えもしなかった日本のことを考えることが
ある、というのはよく聞く話だが、それを肌で感じた一コマだった。
昼食を終えてトイレットへ。
こっちのトイレは便器は洋式風だが、使用したトイレットペーパーは
便器に流すのではなく、便器の横に設置してあるゴミ箱に捨てるのだそう。
理由は紙を流すと排管がつまるからだそうだ。
カルチャーショック。トイレ掃除のお仕事をしてる人も大変ですね。
お腹も満たして再出発!
2,30分走ったところで、第一目的地、ゴールデンビーチ近くにある
修道院に到着!(修道院の名前を忘れてしまった・・・不覚)
修道院って独特の雰囲気。
はるか昔に経てたその建物はところどころ朽ちていたものの、
内部にあるステンドグラスの装飾や壁画、装飾品は目を見張るものがあった。
こういった一つ一つが、何百年も前の芸術家や職人さんによって
創作され、それが今現在にまで伝わっている。
そしてそれをはるか遠くの日本人が見ている。
なんだかロマンを感じた。
修道院をあとにしていよいよゴールデンビーチへ!
なんと素晴らしい眺め!
どこまでも広がる透き通る青い海、星屑のような砂浜。
あーここは夢の世界かもしれない。しばし現実感がなくなった。
そしてどこででも目についたゴミがここにはあまり落ちていなかった。
少し砂浜を歩いてみる。一歩一歩が砂に足跡となって残り自分がここに
いることを実感させてくれる。
そう、ここはウミガメも愛するゴールデンビーチ。
こんな素敵な景色がこの世にあったなんて。
この美しさを記念に持ち帰ろうと動画で撮影してみる。
コンサートとかでグラス越しにステージを見ると、少し興冷めするけど、
ここではそんなことはなかった。
ファインダーを通して見る景色もまた別物。
あーこの景色は一生忘れることはないだろう。
ひとしきり感動したあと帰路へ。
ギルネの街で夕食を食べるためにマホメットさんとお別れ。
なんでも今日はマホメットさんの好きなサッカーチームの試合が
あるとかで今日は家に帰るとのこと。
一日の御礼を現地の言葉で伝えようと思い、
「テシェキュル エデリム(=ありがとう)!」と言ってみる。
するとニコッとした笑顔でウィンクしてくれた。
空港のレストランの店員さんもそうだったが、
こっちの人って感情をウィンクで表すことが多いみたい。
あまり慣れない対応に、ドキンとしたがとても嬉しかった。
僕達のために7,8時間にも及ぶ運転をしてくれ、
結果楽しみにしていたサッカーの試合開始時間に間に合わなかったにも関わらず、
嫌な顔一つせず案内してくれたマホメットさんに本当に感謝。
あらためてMehmet Bey, teşekkür ederim!
今日は北キプロスで最後の食事となるため、好きなものを食べていいよ、
とK&N夫妻のお心遣いを受けて、1日目のお昼に食べたお店のケバブが
もう一度食べたかったので、そこに行くことに。
今回は、シシケバブという長い串にラム肉を刺した料理を頂いた。
やはり激うま!この味とも最後かと思うと泣けてくる。
舌にしっかり味を焼き付ける。
3日間という短い間だったが北キプロスの料理は日本食の次に好きな料理の
一つになった。日本でケバブ屋を見かけたら行ってみよう。
長いようで短かった3日間の北キプロスの旅も今日で終わり。
日本では経験できないことをたくさん経験し、考えることができた。
この3日間はとても貴重な3日間だった。